こんにちは!CANツアー代表のテッシーです。
おかげさまで、この旅行業界ひとすじに45年。長いですね(笑)。「飽きないの?」とよく聞かれますが、次から次へと新しいことが起こるんです。立ち止まって飽きている暇なんて、全くありません!
私がこの業界の門をたたいた頃、旅はまさに「特別なもの」でした。 それが今や、誰もが気軽に楽しめる日常の一部に。
私自身は、旅を「人生を元気づけるビタミン」と位置づけ、「自分の思考の幅を広げるためにも異文化体験はすべし!」と思ってきました。でも先日、ある講演会に参加した際、講師の方が仰っていた言葉にハッとさせられました。
「旅とは、人生を進化させる燃料です」
ビタミンから燃料へ。よりパワフルで、未来へ進むためのエネルギーという言葉に、深い感銘を受けました。
🤔 旅行が日常となった今、旅行会社の役割とは?
旅が日常の一部となった今、私たちが果たすべき役割は何か?これは、常に私の頭の中を占めているテーマです。
インターネットには旅行素材があふれ、「個人で手配できるのに、旅行会社経由は無意味だ」とおっしゃる旅慣れた方もいる。ごもっともだと私も思います。
旅は物品販売とは違う「旅行」という商品。たしかに、個人で完結できる旅は増えましたが、私にはどうも割り切れない思いがあります。
- インターネットに不慣れな方を、置き去りにしていいのか?
- 「日本の若者はもっと海外へ」というけれど、海外旅行初心者の「いろは」を教える場所がない。その戸惑いを誰が担保するのだろう?
「事業性がないなら個人旅行は撤退し、富裕層の旅にシフトすべき」という同業者もいます。でも、私の心は「そうだ、そうだ!」と両手を挙げて賛成できません。
これは、反抗心でしょうか、それとも老婆心でしょうか。 「じゃあ、私たちはどんな方の役に立つべきなのか?」富裕層って何だろう?お金?時間?と悶々としていたとき、今回の講演会の講師さんが、その思いを実に明確に言語化してくれました。
やはり、学ぶことは頭の整理になると実感した次第です。
✨ あなたの「好き」を追求する、特別な旅へ
講演のテーマは「高付加価値」について。講師さんは、
「心に響く体験の創造」こそが、今の旅の高付加価値だ
と熱く語られていました。高付加価値には、以下の要素が重要だそうです。
- ストーリー
- 哲学
- コンセプトの明確性
- 交流
- 現代的要素
- サステナブル
- 体験で理解が深まる
私のこれまでの考えでは、「やりたいことをやれる」ことが高価値だと思っていましたが、それだけでは足りないのかもしれません。より深く、より意味のある「心に響く体験」の創造。これが、私たちが目指すべき場所だと明確になりました。
【テッシーより】「困った」は、次のワクワクを生み出す宝の山!
旅の「困った」を「ワクワク」に変えるのが、私たちCANツアーの仕事です。
お客様の「こんなこと無理かな?」という小さな呟きや、「ここが不便なんだよね」という「困った!」こそが、私たちにとっての「宝の山」だと思っています。
それが、新しいサービスや、次の面白い旅を生み出す原動力になるからです。
今日も、私たち自身の「困った」や、お客様の「困った」に、アンテナをめぐらせています。
あなたの「進化の燃料」となるような、心震える特別な旅を一緒に作りませんか?






