スリランカでは、観光、商用、通過目的の短期滞在の渡航者に対して、事前に電子渡航認証(ETA)を取得する必要があります。これにより、以前のビザ免除措置は廃止され、すべての訪問者はオンラインでETAを申請しなければなりません。
下記サイトからご自身で申請してください。
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A 対象となる短期滞在目的
(1)観光(Tourism)
観光、休暇、親族・友人訪問、医療(アーユルヴェーダ、ヨガ等)、スポーツイベント、競技、文化活動への参加
(2)商用(Business)
商談、商取引に関する協議、会議、ワークショップ、セミナー、短期研修、芸術・音楽・舞踊等への出演
(3)通過(Transit)
スリランカを経由し、他の国へ渡航するための一時的な立ち寄り
B ETAには以下の6とおりの申請方法が設けられる。
(1)申請者による申請
(2)第三者による代理申請
(3)指定旅行代理店等による申請
(4)スリランカ在外公館での申請
(5)スリランカ入 国時の申請
(6)第三者によるスリランカ入国管理局での申請
C ETAによる短期滞在査証申請で発給される滞在許可期間等
(1)観光目的:30日間滞在/有効 2回入国査証
(2)商用目的:30日間滞在/有効 数次入国査証
(3)通過目的:7日間滞在/有効 1回入国査証
D 短期滞在目的による渡航者に共通する要件
いずれの目的でも,短期滞在でスリランカ国を訪問する者は,以下の要件を満たす必要がある。
(1)旅券の残存有効期間が最低6ヶ月以上あること
(2)予約が確定している復路の航空券等を所持すること
(3)滞在期間に応じた十分な滞在費用を所持すること
E ETAによる申請手順(概略)
(1)ETA専用ウェブサイト(www.eta.gov.lk)にアクセスし、必要事項を入力する
(当館注:承認通知が申請後24時間以内に発送されることから,遅くとも入国予定日の24時間前までには申請手続を了していることが必要であると考えられる)
(2)渡航目的に応じた査証申請手数料の支払いに関する情報入力(クレジットカードによる精算)※納付済み手数料は,査証発給拒否の場合を除きリファンドされない。
(3)即座に申請受領通知が発行される
(4)24時間以内にETA承認通知または審査保留中(referral)通知が届く
(5)ETA承認通知を印刷し,スリランカ国入国審査時に旅券等の書類と共に提出
審査保留中の通知が届いた場合は,最寄りのスリランカ在外公館に照会する
※なお,入国時に査証申請する場合は,申請後に「審査保留中」の通知が届いた場合は,手続の関係上入国が認められず,直近の便にて出発地等に強制送還されるので注意が必要
(6)申請中の状況については,ETAウェブサイトにログインするか,ETA事務所(+94?719967888)に照会する
F 査証申請手数料について
ETAによる査証申請には,以下のとおり滞在目的毎に定められた手数料が課せられる。また,申請手段によっても異なる手数料額が設定されているので要注意。いずれも上記6の査証発給の手数料額である。
なお,下記11の査証にあっては査証申請手数料に加え,国籍別に定められた査証料が課せられる。詳細は下記11に明記
(1)上記5(5)を除く全ての申請手段
ア 観光目的 20米ドル
イ 商用目的 20米ドル
ウ 通過目的(3?7日間) 10米ドル
エ 通過目的(2日以内) 無料
オ 12歳以下は,いずれの場合も無料
(2)上記5(5)<入国時の申請>
ア 観光目的 25米ドル
イ 商用目的 25米ドル
ウ 通過目的(3?7日間) 15米ドル
エ 通過目的(2日以内) 無料
オ 12歳以下は,いずれの場合も無料
※手数料納付はクレジットカードの他,主要通貨現金による支払いも可
G 短期滞在許可の延長について
上記6の滞在許可を延長することを希望する場合は,スリランカ入国管理局にて申請を行うことで,入国日から90日間の滞在期間に延長することができる。更に最長90日の延長まで許可され,最長6ヶ月間の滞在が認められることがある。
H 上記6の滞在許可期間および入国回数以外の査証を希望する場合
スリランカ国在外公館での申請に限り,以下の査証を申請することが出来る。
(1)観光目的:90日間滞在・有効 1回入国査証 20米ドル+25米ドル
(2)観光目的:90日間滞在・有効 2回入国査証 20米ドル+50米ドル
(3)商用目的:90日間滞在・有効 1回入国査証 20米ドル+25米ドル
(4)商用目的:90日間滞在・有効 数次入国査証 20米ドル+75米ドル
I いずれの場合も,本件ETA制度に関し不明な点があれば,スリランカ入国管理局のHP(www.immigration.gov.lk)または,ETAウェブサイト(www.eta.gov.lk)を参照するか,最寄りのスリランカ在外公館に照会して下さい。
※外交、公用旅券所持者については,入国目的が外交・公用の場合は現行通り,
最寄りのスリランカ国在外公館にて入国査証を所得する必要がり、
この場合は,査証手数料は免除されます。
観光目的の場合は,一般旅券所持者と同様にETAの申請が必要とされ,
査証申請手数料が課せられます。
一般旅券所持者であっても渡航目的が公用の場合は,
事前に当事国間で協議され同意された場合には査証申請手数料を免除されます。